ロイヤルカナンはよく聞くドッグフードですが、私も一度は試したことがあるドッグフードです。
ラインナップが多く、犬種や状態によって変えられるのが魅力の1つです。
今回は、近年の外出不可の関係で室内に居ることも多いので、ロイヤルカナンドッグフード「ミニ インドア アダルト (室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)」を試してみることにしました。
口コミでは発がん性があるのではないかという口コミもありました。
良く名前を聞くからと言って安心なドッグフードということではなく、心配になる飼い主さんもいるということです。
私が実際に与えてみて、食いつきの悪いユズハ(愛犬)が食べてくれたのか?原材料から見て安心なドッグフードなのかお伝えしていきます!
ロイヤルカナンドッグフードの原材料チェック
まず始めに、ロイヤルカナンドッグフード「ミニ インドア アダルト (室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)」の原材料の情報をまとめてみました。
※ラインナップよって多少の変化があるようですので、使用している種類の原材料をもう一度チェックしてみましょう。
原材料
米、コーン、肉類(鶏、七面鳥、ダック)、超高消化性小麦タンパク(消化率90%以上)、動物性油脂、加水分解タンパク(鶏、七面鳥)、ビートパルプ、大豆油、植物性繊維、酵母および酵母エキス、魚油(EPA/DHA源)、フラクトオリゴ糖、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、DL-メチオニン、L-アルギニン、タウリン、L-カルニチン)、ゼオライト、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル)、ミネラル類(Cl、Na、Ca、K、P、Zn、Mg、Mn、Fe、Cu、Se、I)、ビタミン類(コリン、E、C、ビオチン、A、パントテン酸カルシウム、B6、ナイアシン、葉酸、B12、B1、B2、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) ・粒の色、形、大きさ等のばらつきは天然由来の原材料を使用しているために起こるもので、品質に問題はありません。 ・輸送、保管時の気温の変動により、油脂成分が粒の表面に溶け出してくることもありますが品質に問題はありません。
ロイヤルカナンドッグフードの原材料から気になる点
早速ロイヤルカナンドッグフード「ミニ インドア アダルト (室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)」の、気になる原材料を徹底検証していきます。
大事なたんぱく源となる肉類は何を使っている?
犬の食事には動物性たんぱく質が必須と言われている中、肉類(鶏、七面鳥、ダック)を使用されているのは嬉しいですね!
また、チキンミールや家禽類(鳥類全般で何の鳥を使用しているか分からない)といった表示をするメーカーもある中、種類の記載をしっかりしているのは素晴らしいと感じています。
しかし、肉類がまさかの第3主原料・・・。
動物栄養学の基準では、犬の食事のうち50~70%は肉・魚関連の食べ物を与えることが好ましいとされている中で、米とコーンが多く使われている以上、たんぱく源はいまいちだと推測できます。
コスト面の関係もあるとは思いますが、たんぱく源が第三主原料になっているようなドッグフードは、私なら使用しません。
ミール系について
ミール⇒乾燥させて粉にしたものになります。その為、チキンミールと記載があれば、チキン(鶏)を乾燥させて粉末にしたものということになります。
ミールという記載は、肉副産物として捨てられる部分(内臓、骨、血液、とさか、皮、くちばし、爪、羽など)も使用されており、栄養価もなければ良質でない肉を利用している可能性が高いです。
アレルギー・消化不良になりやすい穀物は使用している?
まさかの第1、第2主原料に、米とトウモロコシを使用しているドッグフードでした。
トウモロコシは穀物の中でもアレルギーが出やすい原料になります。
米に関しては、穀物ではありますが、トウモロコシほどアレルギーが出るわけではないので安心です。
ただ、そもそも犬の身体の構造上、穀物を消化するのに必要なアミラーゼという酵素が少ないので、あげすぎてしまうと消化不良を起こしやすくなります。
アレルギーになりやすく、消化不良を起こしやすい原料が第1、第2主原料になっていることは、犬からしてみれば嬉しいことではないですよね。
添加物の使用について
合成酸化防止剤(BHA・BHT)には、ラット実験で発がん性リスクの報告もあるのが現状です。
安価なドッグフードには良く使用されているので、ロイヤルカナンだけではなく他のドッグフードにも同じことが言えます。
これが、皆さんが心配している発がん性の可能性なのです。
ただし、今回紹介しているロイヤルカナンドッグフード「ミニ インドア アダルト (室内で生活する小型犬専用フード 成犬用)」では、合成酸化防止剤(BHA・BHT)の使用はありません。
しかし、ラインナップによってはBHAの使用がありますので、発がん性のリスクを少しでも減らしていきたい方は、必ず原材料をチェックしていきましょう。
「添加物も規定量を超えなければ良い」「酸化させず美味しさを保つため入れているだけだろ」という考えの方もいらっしゃいますが、私だったら大切な愛犬の為なら妥協したくないのが正直な意見です。
安価なドッグフードでもローズマリーなどから抽出できる天然成分の原料を使用しているメーカーもあるんですから、できれば無添加や身体に影響しない成分で製造してほしい気持ちが一番です。
ロイヤルカナンドッグフードは名前だけ有名でも、健康面でリスクがあがる原料にしていることが、コスト面ばかり気にしているメーカーなのではないかと思い、残念で仕方ありません。
私は、保存料などを使用せずに、栄養のバランスを整えるビタミン類のみを使用している、このこのごはんドッグフードを使用しています。
発がん性などを気にする飼い主さんの多くは原材料も気にしていると思いますので、このこのごはんドッグフードは国産の原材料を使用し、国内製造なので安心できると思います。
ロイヤルカナンドッグフードのおすすめポイント
では、私が思うロイヤルカナンドッグフードのおすすめポイントをお伝えさせていただきます。
ラインナップの多さが凄い
ロイヤルカナンドッグフードは、知名度がある=使用している方が多いということにも繋がっているのではないでしょうか?
画像を見ていただければわかる通り、「犬種から選ぶ」「特別なケアで選ぶ」「室内で生活する犬用」「サイズと年齢で選ぶ」「ウェットフード」と項目が分かれていますが、その全てに別のドッグフードが記載されています。
犬種でもケアでもサイズからでも、細かく分類されて選べるからこそ、愛犬に合わせた購入ができる為、使用している人が多いのだと思います。
これだけあれば、ドッグフードに悩む飼い主さんは買いやすいですよね!
どこでも売っているので買いやすい
ロイヤルカナンは、ペットショップ、ホームセンター、ドラッグストアで売っています。
また、ペットコーナーがあるイオンなどでも売っています。
これだけどこでも購入できるなら、ドッグフードの残量を見ながら、仕事帰りや近所に買い物に行くついでにすぐに購入できますよね。
ただし、全てのラインナップが購入できるわけではないので、もしも近所に売っていない種類であればAmazonや楽天も利用することをおすすめします。
ロイヤルカナンドッグフードを実際に与えた感想
ロイヤルカナンは有名なドッグフードなので、さすがに食べてくれるだろうと思いましたが、残さず食べたのはまさかの1回のみ・・・。
その後は毎回残すので、すぐに他のドッグフードに切り替えました。
好みもあるでしょうが、ここまで食べないとは思いませんでした。
犬を飼っている知り合いの何人かにも聞きましたが、食べなかったという飼い主さんが多かったですね。
また、食いつきではないですが気になることが1つ。
今まではフランスというペット推進国でドッグフードを製造していたので安心感がありましたが、ここ最近は韓国製造に切り替わってきているそうなのです。
韓国がダメということではないですが、ペット推進国の工場の質を考えれば韓国は大丈夫か心配になります。
SNSではいろいろなうわさがありますが、何でも書き込めるSNSは嘘の情報も多いので、心配であればメーカーに問い合わせたり、知り合いのブリーダーさんや獣医さんに聞いてみてください。
ロイヤルカナンドッグフードを買った人の口コミと評判
参考までに、実際に愛犬に与えた方の口コミをいくつかご紹介したいと思います。
ロイヤルカナンドッグフードの良い口コミ
ロイヤルカナンにしてから、いつも美味しそうに食べてくれます!
種類がありすぎる気もしますが、状態によって選べるのが良いですね!
ロイヤルカナンドッグフードの悪い口コミ
トイプードルを飼っています。ロイヤルカナンを勧められたので試しに使ったら、以前よりも涙やけが酷くなりました。
下痢のような症状がでました。病院に行くとドッグフードが原因かもしれないと言われました。
まとめ
犬の好みもありますのでダメとは一概には言えませんが、ロイヤルカナンという名前が有名なだけで、原材料から見る質の部分ではあまりいい印象は受けません。
どこにも売っていますし、有名になるくらい営業力が強い会社なだけかもしれませんね。
涙やけが酷くなったという口コミもありましたが、これは1人だけでなく結構な人数がいましたし、知り合いも同じことを言っていました。
私はすぐにドッグフードを切り替えたのでそこまでの変化は分かりませんでしたが、原材料から考えても涙やけになる可能性は高いですね。
私は涙やけにも効く、このこのごはんというドッグフードを与えていますが、涙やけは全くありません。
病気になってからでは遅いです。犬の健康を考えるのであれば、もっと原材料にこだわりのあるドッグフードにすることを強くおすすめします。