特に太っているわけではなく、ダイエットが必要ということではありませんでした。ただ、個人的に仕事が忙しかったこと、近年の外出不可という状況に、散歩もなかなか連れていくことができず、運動不足になって太るのではないかと感じていました。
そんな中、愛犬の日々の健康維持の為に、食いつきも良いという話を聞き、ペットショップなどで手に入りやすかった、ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードを購入することにしました。
ラインナップが多く迷いましたが、今回は「小型犬用 体重管理機能 超小粒1~6歳用※1」を試してみることにしました。
当時の食いつき具合も含め、消化や健康面でも大丈夫なドッグフードなのかお伝えしていきます。
※1:最近パッケージと商品名の変更があり、私が購入した時は旧製品名「小型犬用【健康ガード 体重管理】1~6歳」での評価になります。
ホームページを確認しましたが、原材料に変化はありませんでしたので、評価する上で問題はないと思います。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの原材料チェック
まず始めに、ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの原材料の情報をまとめてみました。
原材料
チキン、大麦、トウモロコシ、小麦、エンドウマメブラン、コーングルテン、マイロ、セルロース、チキンエキス、植物性油脂、ビートパルプ、亜麻仁、ポークエキス、小麦ブラン、オート麦ファイバー、リンゴ、ブロッコリー、ニンジン、クランベリー、エンドウマメ、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、アミノ酸類(タウリン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、カルニチン
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの原材料から気になる点
早速ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの気になる原材料を徹底検証していきます。リニューアル後にどのような変化があったのかしっかりとお伝えさせていただきます。
大事なたんぱく源となる肉類は何を使っている?
犬の食事には動物性たんぱく質が必須と言われている中、第1主原料が「チキン」としっかり記載がありました。
商品によっては、動物性たんぱく質を主原料としても、チキンミールというような表記をしているドッグフードもあるので、「チキン」という表示に信頼ができるドッグフードです。
ただし勘違いしてほしくないのは、ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードだからこその、原材料だということです。
通常バージョンの記載の主原料は穀物になっているので、もし購入するなら〈プロ〉一択しかありません。
ミール系について
ミール⇒乾燥させて粉にしたものになります。その為、チキンミールと記載があれば、チキン(鶏)を乾燥させて粉末にしたものということになります。
ミールという記載は、肉副産物として捨てられる部分(内臓、骨、血液、とさか、皮、くちばし、爪、羽など)も使用されており、栄養価もなければ良質でない肉を利用している可能性が高いです。
アレルギー・消化不良になりやすい穀物は使用している?
第2主原料として、小麦やトウモロコシよりアレルギーになりにくい「大麦」を使用していることは評価できます。
ただし大麦だからアレルギーが起きないのではなく、与えすぎたら発症する可能性が高まります。
さらに、第2~4主原料が、「大麦」「とうもろこし」「小麦」の記載の為、穀物が主体となっているドッグフードだと思わされてしまいました。
「とうもろこし」「小麦」は特にアレルギーになりやすい原材料なので、与える際は体調管理を気をつける必要がありそうです。
穀物の表記が多くアレルギー症状が心配であれば、最初からグレインフリーのドッグフードを与えたほうが安心ですね。
ビートパルプの使用
ビートパルプを使用している物は粗悪なドッグフードと言う方もいらっしゃいますが、粗悪とまではいかないと思っています。
ただ、個人的にはビートパルプを使用したドッグフードを与えたくありません。
その理由としては、ビートパルプは食物繊維が豊富過ぎて、犬にとっては便秘になりやすい原材料だからです。
また、非常に安価な原材料でコストを落とす為に使用しているのがほとんどです。
第1主原料はチキンを使うほどのこだわりであれば、そこまでこだわった製品を作ってほしかったという気持ちです。
ビートパルプ⇒サトウダイコン(別名:甜菜(テンサイ))の搾りカスです。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードのおすすめポイント
健康面を考えられたラインナップの多さが凄い
悪い訳ではありませんが、よくあるドッグフードのラインナップは年齢だけの物ばかりです。
その中で、ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードは、なんと年齢以外にも身体の様々な機能や症状改善のためのラインナップがあるのです。
「発育・活力・体重管理・避妊、去勢・皮膚」という種類を作っているということは、それぞれの愛犬の悩みに寄り添った製品作りをしていることが分かります。
1頭の盲導犬の腎機能障害による栄養失調を改善させる為に作られたのが、ヒルズ社のドッグフードの始まりだそうです。
その信念があるからこそ、年齢だけではなく、犬の症状に合わせたドッグフード製造に力を入れているのだと思います。
科学的根拠から考えられた栄養面
犬には動物性たんぱく質が必要なのは当然ですが、肉や魚ばかり与えるのは健康的に問題が生じます。
適切な量の栄養成分が、犬の一生の身体を作り上げます。
ヒルズ社では獣医師や栄養学者、食品科学者など220人以上が在籍し、ペットがより健康で長生きできるように製品開発や研究をしているそうです。
穀物の使用などの不安もありますが、栄養面から見たドッグフードを製造しているのであれば安心できる部分です。
穀物のアレルギーが全くないワンちゃんであれば、ありがたい製品であることには間違いありません。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードを実際に与えた感想
仕事も忙しくなり、さらには近年の外出不可という状況に散歩の頻度が減り、体重管理を気をつけなけらばと購入したのがきっかけでした。
食いつきがいいという評判だっただけに期待していましたが、1週間ほどで食いつきが悪くなりました。
さらには、ウンチは固くなったり、涙やけの症状が酷くなりました。
栄養面から犬の健康を考えられた良いドッグフードにも感じますが、ユズハには合わなかったようです。
合う合わないがあるのでダメなドッグフードとは言いませんが、穀物が多めなのが原因だったかもしれません。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードを買った人の口コミと評判
参考までに、実際に愛犬に与えた方の口コミをいくつかご紹介したいと思います。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの良い口コミ
メーカーや味が変わると全く食べてくれませんが愛犬はいつも決まってこの商品。気に入っています。
超小粒で食べやすそうです。1.5キロ入りしかないのでしょうか?3キロ入りのものが欲しいです。
ヒルズサイエンスダイエット〈プロ〉ドッグフードの悪い口コミ
最初ペットショップで与えられていたのがサイエンスダイエットでしたので、そのままサイエンス与えていましたが2~3ヶ月後には、食べなくなりました。
ウンチの量が増えました。それに以前より固めなので心配です。
まとめ
犬にとって最も重要な栄養素である動物性タンパク質を主原料とし、「チキン」を原材料にしているのは高評価でした。
ただそれ以外の主原料が穀物が多かったことが残念で仕方がありません。
アレルギー症状が出てしまう可能性が非常に高いので、与え始めは体調をしっかりとみてあげることが大事ですね。
また、食いつきが良いという評判でしたが、私の愛犬はすぐに食いつきが悪くなりました。ただし、口コミを見ると食いつきに対しては賛否両論だったので、食べてくれたらラッキーと思えばいいかもしれません。
私が与えているモグワンドッグフードは「90%以上のユーザーが、食いつきが良い、完食したほとんど食べた」と評価したドッグフードです。さらにヒューマングレードの原材料を使用し、グレインフリーのドッグフードなので、健康面でも安心して与えています!