有害物質無添加で、ドッグフードの安全性や嗜好性を追求したドッグフードと聞き、とてもこだわりのあるドッグフードだと感じ購入いたしました。
AZ(アゼット)の商品名には、「A犬種〜Z犬種まですべての愛犬と家族を幸せに」というコンセプトらしく、さらに期待が持てます!
今回は基本的な、アダルト(成犬用)を試してみました!
当時の食いつき具合も含め、消化や健康面でも大丈夫なドッグフードなのかお伝えしていきます。
AZ(アゼット)ドッグフードの原材料チェック
まず始めに、AZ(アゼット)ドッグフードの原材料の情報をまとめてみました。
原材料
コーン、ライス、コーングルテンミール、ミートボーンミール、牛脂、ラムミール、動物たんぱくエキス、チキンオイル、ミネラル類(クロライド、ナトリウム、亜鉛、鉄、マンガン、銅、ヨウ素、セレン)、ビタミン類(A、D3、コリン、E、ナイアシン、C、パントテン酸、B2、B1、B6、葉酸、ビオチン、K3、B12)、ツナオイル、レシチン、メチオニン、オリゴ糖、タウリン、月見草油、ピコリン酸クローム、保存料(プロピオン酸)、エステル化グルコマンナン、ユッカエキス、グルコサミン・コンドロイチン硫酸、エンザイム(酵素)
AZ(アゼット)ドッグフードの原材料から気になる点
早速AZ(アゼット)ドッグフードの、気になる原材料を徹底検証していきます。
大事な動物性たんぱく源は何を使っている?
犬の食事には動物性たんぱく質が大事と言われている中、第3主原料以降にミートボーンミール、ラムミールという記載がありました。
犬の食事のうち50~70%は肉・魚関連の食べ物を与えることが好ましいとされている中、第3主原料以降が動物性たんぱく質というのはいかがなものでしょうか。
さらに、使用されている肉類は全てミール系で、肉副産物を使用されている可能性があります。
メーカーによってはしっかりと「肉副産物を使用していない」と記載されていますが、私は見つけることができませんでした。
さらに、原材料の品質についても記載がなかったので、ヒューマングレードの食材を使用していないからこその、コスパの良さかもしれませんね。
愛犬を想うのであれば、タンパク源の品質まで考えてあげたいですね。
「すべての愛犬と家族を幸せに」というコンセプトでしたが、動物性たんぱく質への配慮が足りていない感じがします。
ミール系について
ミール⇒ミールという記載は、肉副産物として捨てられる部分(内臓、骨、血液、とさか、皮、くちばし、爪、羽など)も使用されており、栄養価もなければ良質でない肉を利用している可能性が高いです。
ミート系の中でも、今回のミートボーンミールという記載は、食べさせる上で非常に怖いです。
なぜなら、複数種の動物を使用し、人間の食用にできない部分を混ぜて粉末にしたものだからです。
アレルギー・消化不良になりやすい穀物は使用している?
第1主原料に「コーン」というアレルギーになりやすい穀物を使用していました。
公式サイトには「近年、アレルギーのワンちゃんがとても増えてきています。」という記載がありましたが、ではなぜアレルギーになりやすい穀物を主原料としているのか、不思議で仕方ありません。
また、米などはアレルギーになりにくい原料ではありますが、犬の身体の構造上、穀物を消化するのに必要なアミラーゼという酵素が少ないので、ここまで穀物類が入っているとなると、消化不良を起こしやすく下痢になる可能性が高そうです。
私は穀物をモグワンドッグフードのようなグレインフリーのドッグフードを推奨しますが、もし穀物を使用しているのであれば、玄米のような栄養価が高く、アレルギーになりにくいグルテンフリーのドッグフードを選ぶべきだと考えています。
添加物の使用について
原材料を見てわかる通り、身体に害をなす添加物の使用は見られませんでした。
保存料にプロピオン酸という添加物が使用されていますが、発がん性リスクなどの身体に害のあるものではありません。
ドッグフードの中には、合成酸化防止剤(BHA・BHT)や着色料などは発がん性の報告もある添加物を使用している物が多いので、安心して大丈夫かと思います。
AZ(アゼット)ドッグフードのおすすめポイント
では、私が思うAZ(アゼット)ドッグフードのおすすめポイントをお伝えさせていただきます。
安全性に配慮されている
正直なところ、肉類などの品質は分からないので、不安な部分もあります。
ただし、使われている原料のお肉はオーストラリアやニュージーランドの物を主に使用し、組み換え作物がないタイで製造するなどの安全性に配慮されています。
特にオーストラリア・ニュージーランドでは、狂牛病・鳥インフルエンザの発生が一切なく、動植物に対する検疫が厳しいことで有名な国のため、安全基準の厳しい地域の肉であれば安心できるポイントではあります。
消化に対しての配慮がある
消化力向上の為に、各栄養素に作用する消化酵素をバランスよく配合されています。
例えば、セルラーゼは大切な栄養ををきちんと分解して消化させ、プロテアーゼにはタンパク質の消化を助ける消化酵素として作用します。
これらの作用のおかげで、見違えるようなコロッとした健康なうんちになります。
犬の健康のバロメーターはうんちとも言えるので、健康的なうんちをしてくれると嬉しいですよね。
AZ(アゼット)ドッグフードを実際に与えた感想
食いつきの悪いユズハに実際に与えてみたところ、全然食べませんでしたね・・・
基本的に動物性たんぱく質の割合が多いドッグフードを与えているユズハは、穀物主体のドッグフードは食べないことが多いです。
さらに基本的にはミールではなく、生肉を原料としているドッグフードを与えています。
味として美味しくなかったのだと思います。
安全性を感じる原材料ではありますが、合わせて動物性たんぱく質の割合も考えてほしかったです。
私のみの口コミだと信憑性もないと思いますので、AZ(アゼット)ドッグフードを買っている方の口コミを探してみました。
AZ(アゼット)ドッグフードを買った人の口コミと評判
参考までに、実際に愛犬に与えた方の口コミをいくつかご紹介したいと思います。
AZ(アゼット)ドッグフードの良い口コミ
値段が安いのが嬉しいです!うちの子はよく食べてくれます!
これを食べてから、うんちの質が良くなった気がします!
AZ(アゼット)ドッグフードの悪い口コミ
食いつきが悪すぎます。まったく食べないです。嗜好性とは一体・・・
他のフードと混ぜても、これだけ残してしまいます。
まとめ
実際に原材料の品質がヒューマングレードのような物かは不明なドッグフードです。
しかし、動植物に対する検疫が厳しいことで有名なオーストラリアやニュージーランドの物を使用して製造されているドッグフードなので、安全基準としては高いと思われます。
ただし、その安全基準に甘えているのか、アレルギーになりやすい穀物主体、大事なたんぱく質の割合は低い、肉はミール系のみの使用という事態。
私としてはあまり使いたいとは思えないドッグフードですね。
口コミとしてもリーズナブルという口コミは多かったですが、食いつきが良いという口コミは少なかったです。
ユズハの食いつきが良かったモグワンドッグフードは、動物性たんぱく質の割合が高く、ヒューマングレードの食材なので、断然安心ができます。
リーズナブルだけではなく、大切なワンちゃんの健康も考えていきたいですね。