飼い主の皆さんは、いつもかわいい表情を見せ、おしりフリフリ、やんちゃで元気な愛犬に癒されていることでしょう。
私もそんなユズハ(愛犬)に癒される日々を過ごしている一人の飼い主ではありますが、それとは逆に日々の生活をしていく中で、ワンちゃん達はストレスを感じている可能性があります。
それが理由で病気になってしまうこともありますで、飼い主だけが癒されるのではなく、愛犬の為にも気をつけなければいけない部分です。
私の場合は、いろいろとストレスを与える原因を作っていたと反省していますが、特に食事ではものすごくストレスを与えていたと思っています。
それは、ほとんどの犬は、ご飯を一日の中での最大の楽しみと感じていたり、美味しいご飯を食べることによって幸福感を感じる傾向がある中、ユズハを飼い始めの頃は食いつきが悪い(美味しくない)ドッグフードを与え続けていたからです。
今はドッグフードも切り替え、大好きなご飯を毎日残さず食べてくれています!
今回は、「愛犬のどんな行動がストレスなのかな?」「ストレス解消方法を知りたい!」という飼い主さんの為に、犬にとってのストレスの原因や症状、対策についてお伝えしていきます。
犬もストレスを感じる!その原因とは?
ストレスとは、外界から何かしらの刺激を受けたときに生じる、体や心のひずみのことです。
犬も生活における様々な局面にてストレスを感じています。
また、犬は人の表情や行動を読み取ることができる動物ですので、飼い主さんのちょっとした変化に不安や緊張を感じる場合もあります。
実際に、人におけるストレスは、犬にも影響するという論文もあります。
さらに、優れた聴覚や嗅覚を持っているため、人とは違ったストレスを感じている可能性もあります。
犬がストレスを感じるであろう原因や状況は以下の通りです。
- 引っ越しをした
- ドッグフードが美味しくない
- 新鮮な水がない
- 散歩不足
- コロナ禍における飼い主さんとの関係の変化
- 部屋の模様替えをした
- 家族構成が変わった(家族が増えた、減った)
- 来客があった
- 長時間の留守番
- 地震や雷、花火や工事などいつもと違う音や揺れ
- 知らない場所への訪問
- 動物病院への受診
- 他の犬との接触
- 同居犬との関係
- 飼い主さんの心情の変化
- 温度や湿度など犬にとって快適ではない状況
- トイレ環境が悪い
- 年齢や体調に合った食事を与えられていない
これら様々な状況が犬にとってのストレスの原因として考えられます。
ストレス症状のチェック!犬がストレスを感じたときの症状や起こりうる病気
人がストレスを感じると、貧乏ゆすりをしたり爪を噛んだりなどといったしぐさをしますよね。
犬がストレスを感じたときも、そういった決まったしぐさがみられます。
私は決まって貧乏ゆすりをしてしまいますが、一応自覚はありますので、自分ですぐに気づいて止めています。
ただ、犬は自覚してしぐさを止めることはありませんし、飼い主であるあなたがしっかりと見極めなければいけません。
「どういった症状や行動がストレスを示しているのか?」を理解することで、問題行動や病気の早期発見と対策につながります。
日頃から、以下のしぐさや症状が出ていないかどうかをチェックしてみましょう。
- あくびをする
- 視線をそらす
- 体を震わせる
- 舌なめずりをする
- 体を必要以上にかく
- 何度も排尿する
- ハアハア呼吸をする(パンティング)
- フケが一気に出る
- 無駄吠えをする
上記の状態は一部であり、他にも様々なサインが考えられます。
ただ、これらは、一時的な行動であれば心配いりません。
ストレスがゼロの生活を送ることは不可能ですし、適度なストレスはかえって体によい影響を与えるという報告もあります。
いつも以上にそういった状態が見られる場合には、ストレスを感じている可能性もあります。
また、ストレスが強すぎると、実際に体の不調や問題行動として現れてきます。
- 下痢や嘔吐をする
- 血便や血を吐く
- 食欲がなくなる
- いつも寝ている
- 過剰に手足をなめる
- 過度の脱毛
- しっぽを追いかける(尾追い行動)
胃腸炎や皮膚炎などといった病気としてストレスが露見することもあります。
愛犬にいつもと違う症状が見られた場合には、動物病院を受診するようにしましょう。
犬にとってのストレス対策【ストレス解消方法!】
愛犬がストレスを感じていそうな場合には、速やかに対処してあげる必要があります。
そこで、愛犬のストレス解消法をお伝えしていきます!
散歩での日光浴と運動不足解消
良く、「朝は太陽の光を浴びた方が良い」と聞きませんか?
それは、太陽の光をあびることで、セロトニンという物質が体内で分泌されているからです。
セロトニンは、精神を安定させる働きのあるホルモンを増やすため、感情を整えて、心が穏やかになります。
これは犬にも同じことが言えます。さらに、日光浴は皮膚の健康にも役立ちますので、太陽の光は重要なんです。
また、人でも運動をすることで気分が明るくなる瞬間が多いのと同じで、犬も同様で、それは散歩によって得られます。
風や草のにおいや土の感触、走った時の爽快感など、散歩によって得られる刺激はとても多くあります。
近年外出ができなかったことに加え、私は仕事の関係で夜遅くに帰宅するので、それから散歩という習慣の時期もありました。
私はその習慣を、朝早く起きて散歩に切り替えてあげることで、太陽の光を浴びさせながら、運動不足解消に繋げることにしました。
ドッグランなどを利用して、他の犬との遊びを通してストレス解消をできる子もいますので、休みの日には利用するようにもしました。(※他の犬をストレスに感じることもありますので、無理なく様子を見ながら連れていってあげましょう!)
子犬や散歩が苦手な子の場合には、抱っこして外の空気を吸わせてあげるだけでもストレス発散になりますので、少しでも外に出ることを心掛けてみてください!
ドッグフードの見直し
犬にとっての食事は、1日のうちでもっとも楽しい瞬間です。
あまり食いつきのよくない食事や劣化したフードを与えることは大いにストレスとなります。
どんなに体によい食事よりも、食いつきがいい!ということが最も大切だったりもします。
ユズハを飼い始めた頃は、「ドッグフードなら何でも食べてくれるだろう」なんて安易なことを考えていました。
今ではしっかりとご飯を食べてくれますが、ユズハはほとんど食べずに残してしまう状況だったので、何度もドッグフードを切り替えていました。
初めてユズハの食いつきが解消したのは、モグワンドッグフードを与え始めてからで、その時は食べてくれたことに安心したのを覚えています。
ドッグフードのことを調べてからは、与えるご飯を意識するようになりましたし、1日の楽しみを大切にしてあげることができていると思います。
もしかしたらワンちゃんの中には、不味くても我慢して食べている子もいるかもしれません。
私たちも美味しくない食事がストレスになるように、犬たちも同じなんです。
一度ドッグフードを切り替えてみて、本当に今与えているドッグフードで良いのか、ワンちゃんの食べる行動を見てあげてください!
さらに、ドッグフードには添加物がたっぷり入っていますので、身体に害を及ぼす可能性が高まりますので、少しでも添加物がない食事を心掛けてみてください。
普段から食べるドッグフードを第一に考え、たまには野菜やお肉をトッピングしたりして、愛犬が喜ぶ食いつきのよいフードを与えるようにしましょう。
生活環境の見直し
騒音や寒さで眠れない、トイレが汚れている、など生活環境が悪いために、ストレスを感じている場合もあります。
犬にとって快適な環境を用意してあげることは大切であり、飼い主さんの義務です。
- ゆっくりくつろいでいるのか?
- 寒すぎたり暑すぎたりはしないか?
- きれいでアクセスのよいトイレ環境はあるのか?
いま一度、愛犬の生活環境を見直してあげるようにしましょう。
おもちゃで遊ぶ
飼い主とたくさん遊ぶことは、犬にとって楽しい瞬間の一つです。
また、よいコミュニケーションともなり、信頼関係も高まります。
短時間でも構わないので、おもちゃを投げて遊んだり、ひっぱりっこなどをするといいでしょう。
なでてあげる~スキンシップ
犬はそもそも、集団生活をおくる動物ですので、単純に触れ合うことも大切です。
実際に、ネグレクトを受けていると、内向的になり、問題行動を生じる子が多くいます。
「手当て」という言葉もあるように、手を当ててあげるだけで体の不調が改善することもあります。
過度のスキンシップは嫌がる子もいるので、愛犬の様子をみつつ、適切な頻度で行うようにしましょう。
ガムを与える
何かを噛むことがストレス発散となることもあります。
犬用のデンタルガムは、同時に歯みがき効果もあるので、ぜひ活用してみるといいですね。
ただし、硬すぎるガムは歯が欠けてしまうおそれもあるので、ある程度弾力のあるものを選ぶようにしましょう。
【まとめ】犬にとってのストレスの原因や症状、対処法について
犬はしゃべることができないので、ストレスを伝えることができません。
そのため、愛犬が発しているストレスのサインを飼い主さんが読み取ってあげる必要があります。
ストレス症状のチェック項目を見直しながら、しっかりと愛犬と向き合ってみてください!
そして、犬にとってご飯は一日の中での最大の楽しみであり、美味しいご飯を食べることを楽しみに過ごしています!
そういった普段の何気ない生活の一部分から見直してあげることが、ストレス軽減に繋がる可能性もありますので、食事をする姿がぎこちない様子なら、ドッグフード切り替えみるのも一つの手です。
散歩や遊び、スキンシップなど、一つ一つのことから、愛犬と良好な関係を築くように工夫していきましょう!